痛みについて 4
こんにちは。
陽光堂鍼灸院の斎藤です。
痛みについての続き・・・
2・内蔵の不調によるもの。(臓腑病)
これは、運動しすぎとか、ぶつけたというものではないんですね。それでも、痛みが生じることがあります・・・という内容です。
寝不足で頭が痛くなる・・・。別にぶつけてないけど、痛むことありませんか?
それから、腎が弱って、膝・腰が痛む。
これは、加齢によるものもありますが、身体の部位として、腎は膝・腰をコントロールしているとされてますから、腎を病んでくると、そういったところに痛みが生じることもあります。
痛みの種類としては、「なんかこの辺」というように、わりと広範囲でジワーッとくるような痛み方が多いです。キツい痛み方も、もちろんあります。
ちょっと休憩して回復してくるのも、このタイプの痛み方の特徴です。
腎の経絡(ネットワーク)に異常がなければ、腎経上にはあまりツボには反応は出ないかもしれません。
さらに、ほかの臓腑の関与もわきまえないといけません。とくに年を重ねると、腎の影響は肝にも及んでくることがあります。逆からのことのほうが多いですかね。
また、肺と絡んでみたり、心と絡んでみたりすることもあります。
仮に、腎の弱りが原因と分かったならば、腎を調整するツボのうち反応のあるツボを選ぶのがいいです。
漢方薬の処方についても、腎を調整する方剤を選ぶといいですね。今の段階では、まだちょっと方剤名は挙げられません。ご容赦ください。実は、もう少し細かい分類が必要となるためです。
腰痛でも、1の場合と2の場合では、違いがあるんだなということをお伝えしたつもりです。
次回は3の場合についてです。
ご自愛くださいませ。
斎藤隆行 拝