痛みの症例 2

こんにちは。

陽光堂鍼灸院の斎藤です。

今回も、痛みの症例です。

 

症例 2

主訴:腰痛(いつでも痛む)

  • 70代女性
  • 長年、肩痛・肩痛に悩んできた。
  • 3週間ほど前に、起き上がったときに激痛になる。その後は、立っても座っても、横になっても痛むが、その中でも座っているのがマシなので、夜の睡眠は座ったままクッションを抱いて寝ている。
  • 生活面では、かつては朝晩区別なく働いていて、とても無理をされている。食事の面は、以前も今も極端な偏食。好き嫌い激しく、しかも少食。食事の時間もバラバラ。
  • リウマチ・糖尿病・骨粗しょう症を併発している。

 

以前からの生活習慣と、加齢による影響が重なったものとみて、腎の弱りを補う治療方針とする。今回は現病も考慮して、鍼の刺入はせず、お灸(温灸)のみを使用した。場所は、両足首の内くるぶしの下。

横になる姿勢はつらいとのことでしたが、立膝をしてもらってベッドにあおむけになっていただきながらお灸をし始めると、だんだんと腰痛が和らいで足を延ばせるようになった。30回ずつお灸をして初回の治療を終える。そのまま、眠ってしまう。

その後も治療を継続し、家の中は一人で歩けるようになる。

完全に痛みが消えてはいないけれいども、立ったり座ったり横になったりできるようになれたので、できることが増えたとのこと。

 

ご自愛ください。

 

陽光堂鍼灸

 斎藤隆行 拝

 

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