痛みについて 13
こんにちは。
陽光堂鍼灸院の斎藤です。
つづき・・・
痛みに心の問題が含まれるとすれば、痛みを取るには、こころの緊張もやわらげる必要があるように思います。
こういう場合は、グリグリもみもみは、逆効果の場合が多いです。
気持ちよい、心地よいというアプローチが不可欠です。
はり治療などでも、「患部に直接」というよりは、リラックスでいるツボを選んでいくべきですし、ビンビン響くような治療も、アウトでしょう。
漢方薬でも、イライラ・カリカリを改善できる処方がよいように思います。
なにより、言葉も大事ですね。
「グサッ」とくるものいいは、こころに由来する痛みを発する方は、繊細なマインドの方に多いタイプの痛みのように思います。
反対に、かまわれすぎであるとか・・・
ある意味、相当難しいことが多いです。
患者様自身に気づきが起こるまで、変化しないことが多いですね。
私はそういう場合はどうするかというと、主訴そのものよりも變化のしやすい症状についての変化を、お尋ねしています。
はりで、体質が変わることを、認識してもらうためです。
体質が変われば、身体が軽くなったりして、こころも軽くなったりしてきます。
すると、主訴の感じ方も、だんだんと変化してくるように思います。
何も変化がないとすれば、ほかのところを紹介して、もっともっと修行に励まないとなりません。
こんなことの繰り返しで、やってきました。
つづく・・・
陽光堂鍼灸院
斎藤隆行 拝