痛みについて 14
こんにちは。
陽光堂鍼灸院の斎藤です。
これまで検討してみたように、痛みがあるからといっても、直接その場所に原因があることもあるし、そうでないこともあるものです。
何かにぶつけたとか、足をくじいたのなら、多くはその部位の損傷ですから、局所の治療だけでも問題ないこともあります。
けれども、痛みだけにとらわれていると、その背後にある「おおもと」の原因を見逃すこともあります。
たとえば、心臓に疾患がある場合には、「肩こり」とか「歯が痛い」とかの症状を訴えることもあります。
いわゆる、関連痛と呼ばれるものです。
痛みがある場合には、それに関連する臓腑に異常があることがあるので、それらを確認しておくことも大切です。
または、鍼灸治療をして処置に間違いがないにもかかわらず、症状に変化が出てこない、時間を追うごとに悪化していく場合などは、現代医学での検査を必要とします。
いろいろな角度から、症状を見ていくことも、大切なことですね。
ただ、こういう記事をご覧の方は、長く続く症状で原因となるものが不明であることが多いように思います。
いろいろな要素が、ごちゃごちゃに混ざっているので、体質の改善や生活習慣の見直しから、やっぱり大事になってくることが多いです。
なので、まずは分析です。
ご自愛くださいませ。
陽光堂鍼灸院
斎藤隆行 拝