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こんにちは。
陽光堂鍼灸院の斎藤です。
とっても久しぶりに、アップします。
というのも、自律神経の本とか、スクワットの本とかに紹介されていた、文字通り「スクワット」での、腰痛対策を、実際に挑戦してみました。
私の場合、普段は腰痛してくるとはり治療を自分でやってるのですが、ここ1か月くらい、このスクワットで腰痛がどうなるのか、検証していたんです。
腰痛の程度にもよるのでしょうけれども、私の場合は、あまり痛みの軽減にはつながらなかったです。
1ヶ月くらいスクワットしてましたが、そんな感じでしたので、結局は自分ではり治療をして、痛みを和らげました。
※ はりの宣伝のようになってしまってますね。(汗)
これはですね。
よくあることかとも思いますが、「思い込み」というのも大きな要因で・・・
私の場合は、「はりのほうが効く」という思い込みがあるので、こうなっている面が大きいように思うのです。
なので、決してこれらの本があてにならないとか、そういうことではないのですね。
みなさまは、みなさまの「これが効く」というものを、ぜひ、見つけてほしいと思います。
本当は、ご自身で出来る対策で何とかなるのが、一番だと思うんですけど・・・
今回は、ちょっと、そうはいきませんでした。
では。
陽光堂鍼灸院
斎藤隆行 拝
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15 痛みについて
しばらくぶりです。
陽光堂鍼灸院の斎藤です。
これまで、痛みの分類についてお伝えしてきました。
体質によって、治療方法が変わるよ、という内容でした。
実際のはり治療や漢方ではその通りなのですが、「やっぱりご自身でも予防ができたり、改善できるような手立てがあるんじゃないか」と、そう思っております。
実際にいろいろな健康法が紹介されてます。
「ふくらはぎ」をもみもみするとか、「ひざの裏を伸ばして」とか、「スクワットしてみる」などなど。
結局のところ、コシの血流を改善してあげるのが、目標になっていますね。
で、試しに前回の投稿(2月23日)から「スクワット」やってみました。
私も腰痛することがあるので、普段はセルフではり治療してましたが、スクワットだけで実験。
ガツンとくるような、キツい痛みは起きていないように思います。加減をしてるのかもしれませんね。(笑)
もう少し、スクワット続けてみます。で、またまた報告してまいります。
今回参考にしたのは、「眠れなくなるほど面白い 自律神経の話」と、「鎌田式 スクワットと、かかと落とし」の2冊。
呼吸法などやり方が違いますが、それは、やりやすいほうでいいのでは。
共通なのは、しゃがむときには「ひざは90度ぐらいまで」「つま先よりもひざが前に出ないように」する。
最初のころは、特にひざが前に出すぎないというのは、難しいものです。
なので、私の場合は、壁につま先をつけるように立ち、その状態でスクワットしてました。ひざが前に出すぎると、壁にひざがぶつかるので、わかりやすい。
これを、「朝晩20回ずつ」と紹介されてます。
筋トレではないので、ガシガシやる必要はありません。
息が乱れないように、やってます。
ご参考まで。
ご自愛くださいませ。
陽光堂鍼灸院
斎藤隆行 拝
痛みについて 14
こんにちは。
陽光堂鍼灸院の斎藤です。
これまで検討してみたように、痛みがあるからといっても、直接その場所に原因があることもあるし、そうでないこともあるものです。
何かにぶつけたとか、足をくじいたのなら、多くはその部位の損傷ですから、局所の治療だけでも問題ないこともあります。
けれども、痛みだけにとらわれていると、その背後にある「おおもと」の原因を見逃すこともあります。
たとえば、心臓に疾患がある場合には、「肩こり」とか「歯が痛い」とかの症状を訴えることもあります。
いわゆる、関連痛と呼ばれるものです。
痛みがある場合には、それに関連する臓腑に異常があることがあるので、それらを確認しておくことも大切です。
または、鍼灸治療をして処置に間違いがないにもかかわらず、症状に変化が出てこない、時間を追うごとに悪化していく場合などは、現代医学での検査を必要とします。
いろいろな角度から、症状を見ていくことも、大切なことですね。
ただ、こういう記事をご覧の方は、長く続く症状で原因となるものが不明であることが多いように思います。
いろいろな要素が、ごちゃごちゃに混ざっているので、体質の改善や生活習慣の見直しから、やっぱり大事になってくることが多いです。
なので、まずは分析です。
ご自愛くださいませ。
陽光堂鍼灸院
斎藤隆行 拝
痛みについて 13
こんにちは。
陽光堂鍼灸院の斎藤です。
つづき・・・
痛みに心の問題が含まれるとすれば、痛みを取るには、こころの緊張もやわらげる必要があるように思います。
こういう場合は、グリグリもみもみは、逆効果の場合が多いです。
気持ちよい、心地よいというアプローチが不可欠です。
はり治療などでも、「患部に直接」というよりは、リラックスでいるツボを選んでいくべきですし、ビンビン響くような治療も、アウトでしょう。
漢方薬でも、イライラ・カリカリを改善できる処方がよいように思います。
なにより、言葉も大事ですね。
「グサッ」とくるものいいは、こころに由来する痛みを発する方は、繊細なマインドの方に多いタイプの痛みのように思います。
反対に、かまわれすぎであるとか・・・
ある意味、相当難しいことが多いです。
患者様自身に気づきが起こるまで、変化しないことが多いですね。
私はそういう場合はどうするかというと、主訴そのものよりも變化のしやすい症状についての変化を、お尋ねしています。
はりで、体質が変わることを、認識してもらうためです。
体質が変われば、身体が軽くなったりして、こころも軽くなったりしてきます。
すると、主訴の感じ方も、だんだんと変化してくるように思います。
何も変化がないとすれば、ほかのところを紹介して、もっともっと修行に励まないとなりません。
こんなことの繰り返しで、やってきました。
つづく・・・
陽光堂鍼灸院
斎藤隆行 拝
痛みについて 12
こんにちは。
陽光堂鍼灸院の斎藤です。
つづき・・・
こうしてみると、「いたいな~」と感じるところをどのように対処するのがよいのかというのは、原因をしっかり特定する必要があるんですね。
昔の人は、そんなことを見抜いていて、いろいろ分類をしてくれています。
私は、その分類法をありがたく頂戴しているわけなのです。
それにしても、21世紀は「ストレスの時代」なんて言われています。
けど、ストレスが病気の原因になるなんて言うのは、すでに江戸時代から言われていることです。
もっとさかのぼれば、前漢時代の鍼灸の本にも、早くも出てくるんです。
すごいですね。
東洋医学は、現代医学の先取りをしています。
なので、これまでお知らせしてきたような分類をしているのですね。
それにしても、さらさらっとお伝えしてしまってますが、痛みは、本当にわからないですね。
ある、脳外科の先生は「痛みというのは、あなたにしかわからないんだ・・・。」と、おっしゃいました。
私が事故に遭って行った病院だったのですが、ちょっとびっくりしましたね。
それを治すために、医者に行っていたわけで。
結局、「痛みは治せないんだ」ということだったのか、「痛いんだろうけど、程度がこっちにはわからない」ということなのか、真意は不明です。
でもですね。
痛みに共感することは、できるんじゃないかなと。
それだけでも、痛みの程度が変化することだって、あり得ますよね。
こころの問題も含まれるとすれば。
とっても、大事なような気がします。
鍼をするとか、バキバキ整体するとか、それ以前の治療も大切ですね。
では、ご自愛くださいませ。
陽光堂鍼灸院
斎藤隆行 拝
痛みについて 11
こんにちは。
陽光堂鍼灸院斎藤です。
こころのあり方が、痛みに関与している。
そんなこと、本当にあるのかな?
では、ちょっと思い起こしてみましょう。
普段は、ヒザが痛む。手が痛い。腰が・・・。
などなどあることが多いのに、何か夢中になってやっていると、痛みを忘れていることって、ありませんか?
痛む場所の状態は何も変化がないのに、痛みを感じにくくなっている。
不思議ですね。身体は何も変わってないのに、痛みは変化している。
また、どうにも身体がしんどくてたまらない。もうこれ以上、どうにもならない状態まで追い込まれる。
すると、肩、腰、ひざ痛などを引き起こすこともあります。
身体を守ろうとする、防御反応ですね。
これは、こころの変化を脳が察知して、脳が痛みを出す物質を放出させています。
こんなこともあるんですね。
「からだ」を守ることよりも、「こころ」を守ることを優先させる機能も、身体には備わっています。
では、また次回。
ご自愛くださいませ。
陽光堂鍼灸院
斎藤隆行 拝
痛みについて 10
こんにちは。
陽光堂鍼灸院の斎藤です。
身体に異変があって出てくる痛みというのは、身体のどこかに無理があるというのが原因です。筋肉や骨、内蔵などに損傷があれば、痛みは出てきますね。
損傷がなくても、弱ってしまった部位にも、栄養が行き渡らないので、痛みになることも・・・
けれど、そういったことがない痛みも、よくあることです。
これらは、人間というものをどうとらえるのかによって、わかることもあります。
人間は、何でできている?
身体を構成する、肉体だけでしょうか?
確かにそれは大事な要素。食べ物を食べるのは、そのためですね。
けれども、人間には「こころ」もあります。
肉体だけでは、ないんですね。
痛みには、「こころ」も大きく関与してるのです。
つまり、こころがつぶれてしまわないように、痛みを出している面もあるので
す。
これは、難治です。
次回、見ていきます。
陽光堂鍼灸院
斎藤隆行 拝